【移転祝い】取引先のオフィス移転のお祝いの贈り物に定番のギフト・マナー

移転祝いを渡す時期・のしやメッセージの書き方等基本マナー


はじめに、移転の理由を確認し移転祝いを贈っても良いか確認する必要があります。というのは、移転祝い自体を贈ってはいけないケースがあるからです。
業務縮小のための移転はお祝いごとではないため、お祝いを贈るべきではありません。また、先方があらかじめ贈答品をお断りしている場合、困らせてしまうことになるのでお祝いを渡さないようにしましょう。
移転祝いを贈る場合は、移転祝いを渡す時期や、のしやメッセージの書き方などのマナーを確認しましょう。お祝いは気持ちだといいますが、ビジネスの世界ではそれだけでは通用しません。
昔からの日本独自の慣例が多くあるので、それらをしっかり守らないと、大人としてのマナーが身についていないと思われてしまいます。

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移転祝いを渡す時期はいつがベスト?


移転祝いを渡す時期として、移転日は慌ただしいので基本避けるようにします。
移転の前々日までも準備で忙しい時期なので、大体移転日前日から移転後2週間を目安に贈るようにします。
移転後2週間から1ヶ月はお祝いを渡しても良い時期ではありますが、先方がお返しの準備を始めるので早めに贈りましょう。
移転後1ヶ月以降は先方でお祝い返しが終了しているので避けます。移転祝いのお披露目がある場合、お祝いは当日に持参します。
また移転祝いが遅くなるならば、はじめに手紙などでお祝いのメッセージを贈ります。

移転後1ヶ月が過ぎてしまった場合は、お祝いを贈るよりも、先方からのお返しがいらないお菓子などを持参し、挨拶に伺うのが良いです。
また、1日の吉凶の運勢を大安や仏滅などで示す「六曜」を確認して、必ず仏滅を避けて渡すようにします。
仏滅は「何事も遠慮する日、病めば長引く、仏事はよろしい」という意味を持つ日なのでお祝いにはふさわしくない日です。

【移転祝い】のし・水引の基本


のしと水引は、慶弔の贈答品の包みや金封などに用いられる飾りで、一度は目にしたことがあると思います。しかしその用途は意外と複雑で、間違えてしまうと大変な失礼に値します。

例えば、のしは主に慶事のときに使用します。したがって、弔事の際にのしのついた袋を使ったら恥知らずとなってしまいます。
水引も普段意識することはないですが、飾り紐の本数や色、結び方に意味があります。覚えるのは大変ですが、その都度事前に確認することはできるので、怠らないようにしましょう。また、金封などは「台付きふくさ」や「盆」などに乗せて渡すのが正式な作法です。
万が一ふくさを持っていない場合には、せめて渡すときに、表書きが先方から正しい方向に見えるように渡すようにします。このように渡し方にも細かいマナーがあるので注意が必要です。

のしとは?

現在のしというと目に浮かぶのは、のし紙の右上に印刷された縦長の六角形のような飾りの部分です。のしは良く見ると、長細い黄色いものを紙で包んでいるような飾りになっています。
この長細い黄色いものを「のしあわび」と言います。本来は、縁起物であるあわび貝を薄く伸ばして干したもので、生ものの象徴として贈り物に添え、中身を表す目録と共に贈られていました。

後に簡略化され、のしは昆布や紙で代用されるようになり、現在ではのし紙が利用されることが一般的です。生もの以外の贈り物にはのしを貼るのが慣例となっています。
生臭物を贈る場合や弔辞の場合、のし無し水引のみを使用します。近年は目録をつける習慣も簡略化し、のし紙に表書きを書くことがほとんどです。

水引とは?

紙をくるくるとひも状にした状態に糊を引き、乾かして固めた飾り紐のことをいいます。プレゼントやギフトなどの贈り物や、贈答品を包んだ紙の上から結んだり、祝儀袋、不祝儀袋、金封などの封筒に付けられています。昔、中国からの渡来品の箱が紅白の麻糸で結ばれていて、それが変化したものだと伝えられているようです。また、未開封や魔除けという意味、さらに人と人を結ぶという意味もあります。リボンは引っ張ればほどけてしまいますが、水引は引けば引くほどぎゅっと強く結ばれますので冠婚葬祭では水引が使用されます。お祝いごとで使われる水引の色は金銀、赤白、赤金など華やかな色です。一方、弔事では黒や黄色や青の水引が用いられます。

移転祝いの水引

移転祝いの場合、水引の結び方は蝶結びにします。蝶結びは花結びともいい、出産祝いや開店祝い、開業祝いなど何度あっても良いお祝い事の場合に用います。
これは蝶結びが簡単にほどける理由からです。

現在ではあまり自分で結ぶことはありませんが、もし自分で結ぶ場合は、紐の色の濃いほうを右にして水引を置き、濃い色のほうを下にして交差させて結び目を引き締めたあと、リボンの蝶結びのように結びます。水引の結び方は他に、結び切り(真結び)があります。こちらは固く結ばれ、ほどくのが難しい結び方です。

弔事やお見舞いなど、二度とあってほしくないことに用います。間違っても移転祝いに結び切りの水引を使わないよう、注意しましょう。

移転祝いの表書き

そもそも表書きとは、慶事や弔事で渡す祝儀袋や不祝儀袋に書く文字のことをいいます。元来日本では、贈り物をする際に目録をつける慣例がありました。

それが次第に簡略化され、包みの表に書くようになったといわれています。表書きは文字の色や濃さにも大切な意味があるので注意が必要です。濃い色で記入するのは慶事の場合です。これは一緒にお祝いしたい気持ちを表現しています。一方、薄い色を用いるのは弔事の場合です。

涙で墨の色が薄くなった、予期せぬ訃報に動揺してしまい、墨をきちんとする時間がなかった、ということを表現しています。現在では表書きが印刷されているものや、ワードソフトを使ってプリンターで印刷できるものもあります。しかし、やはり手書きで気持ちを込めて書いたもののほうが、より気持ちが伝わるような気がします。

正しい表書きの書き方

祝儀袋の表書きは毛筆で書くのが正式とされています。しかし、筆ペンやフェルトペンを使用しても大丈夫です。

薄い墨で書いてしまうと失礼にあたるので、必ず濃い墨を使い、楷書体で書くようにします。ボールペンや万年筆もマナー違反です。手書きで書く場合、気持ちを込めて丁寧に書くよう、心がけましょう。表書きは「御祝」「御移転御祝」「祝御移転祝い」とします。「移転御祝」など四文字は避けるのがポイントです。

水引の下段の真ん中には、贈り主の名前を記入します。基本的にはフルネームで記入し、会社としてお祝いを贈るときは、会社名や代表者の役職名、フルネームを記入するようにします。さらに、連名でお祝いを贈るときは、3名以内の場合と4名以上の場合で書き方が異なります。3名以内の場合は、右から順番に格上、年上、五十音順になるようにフルネームを記入します。

4名以上の場合には代表者のフルネームを書いて、「外一同」とフルネームの左下に記入します。加えて、贈り主全員のフルネームを格上、年上、五十音順に書いた紙用紙を、中に入れておきます。

移転祝いのメッセージ

移転祝いのメッセージは、ビジネスで使用する場合、凝ったものよりも簡潔かつシンプルなものが好まれます。取引先に贈る場合は、ビジネス文書と同様に改まった書き方にしてください。また、当然ですが否定的な表現は避けましょう。加えて、縁起の悪い忌み言葉が文章に含まれていないかチェックしましょう。移転祝いの場合の忌み言葉は、火、赤、燃える、焼ける、煙、灰などの火と煙を連想させるものと、さびれる、錆びる、詰まる、枯れる、傾く、落ちる、失う、閉まる、倒れる、負ける、飛ぶ、壊れる、つぶれるなどの衰退を連想させるものがあります。書いたメッセージを何度も見直してこれらの表現がないよう注意します。メッセージは縦書きが正式なマナーです。

移転祝いのメッセージ文例

移転祝いのメッセージ例を、固めの改まった文章を使用いる取引先宛て、柔らかい表現を用いた親しい友人宛ての2種類ご紹介します。
<取引先宛て>
・この度は事務所のご移転、誠におめでとうございます。新天地での、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
・新オフィスでの新たなご出発、心よりお祝い申し上げます。貴社の益々のご発展と社員ご一同のご健勝を祈念申し上げます。
<親しい友人宛て>
・お店のご移転、おめでとうございます。新しい場所は我が家からも近いので、家族みんなで利用させていただきますね。体調に気をつけて今まで通り励んでください。
・ご移転おめでとうございます!新しい場所は交通の便も良く素敵な街だと聞いています。ますますのご発展をお祈りいたします。

移転祝いに喜ばれるおすすめの贈り物・定番ギフト

移転祝いとして喜ばれる贈り物は、喜ばれる理由や意味があります。縁起が良いものや、移転後すぐに役立つものであったり、移転後のオフィスを華麗に彩ってくれるものであったりします。以下に様々な贈り物の例を紹介していますが、それぞれメリットもあればデメリットもあります。相手との関係性や、相手の好き嫌いなどを考慮して、どれだけの金額で、どんなギフトを贈るべきなのかよく考えましょう。奇異をてらわないで、定番のものを贈るのも良いですが、下手をすれば相手の心に残らないギフトになってしまうこともあります。また、個性的なものを贈ってそれが相手の迷惑になってしまったり、マナーを知らなければ、時に大変失礼になることもあるのです。大げさかもしれませんが、今後の関係性を左右する可能性もあるのでしっかり選びたいところです。

移転祝いにおすすめのギフト・観葉植物


観葉植物は、移転祝いのギフトとして人気があります。観葉植物を贈るメリットは、縁起が良く、オフィスに癒しの雰囲気を添えてくれる点です。鉢植えの植物には「根付く」「長く繁栄する」という意味があり、縁起の良い別名や花言葉、言い伝えをもつ植物が多くあります。また、移転したばかりのオフィスはガランとしていて寂しい雰囲気なので、彩りと優しい雰囲気を添えてくれる観葉植物は、ギフトとしてよく選ばれています。移転祝いに観葉植物を贈る注意点は、オフィスのインテリアとの相性や空間の大きさをよく考えることです。場所をとるものもあるので、先方のオフィスのスペースへの配慮が欠かせません。加えて、虫がわいたり、世話が面倒というデメリットもあるので相手に確認した方が無難です。

移転祝いにおすすめのギフト・アレンジメント


カゴや陶器などに生花を生けるアレンジメントは、華やかさや可愛らしさを添えるギフトとして人気です。観葉植物とはまた違い、オフィスの雰囲気がぱっと明るくなります。メリットとしては、その後の手入れが簡単で扱いやすいという点があげられます。中には水やりの必要が全くない、ブリザードフラワーのアレンジメントもあります。場所もそこまでとらないので、先方のオフィスにスペースがあまりない場合もおすすめです。逆にデメリットは長持ちしない、花が徐々に枯れていくと美しさがなくなる、茎が短く切ってあるので花瓶に移したり、植え替えができないという点です。特に、楽しめる期間は大体3日から1週間程度なので、贈るタイミングや場面は注意が必要です。

移転祝いにおすすめのギフト・カタログギフト

カタログギフトは移転祝いだけではなく、様々なお祝いでよく贈られますし、自分の好きな物を選べるという点から喜ばれる贈り物です。移転時は様々な物を購入しなくてはならないため、カタログギフトで必要な物を買って役立ててもらうことができます。また現金を贈るよりも金額がわかりにくいというメリットがあります。インテリアや日用品を贈りたいが、趣味が合わない場合もあるだろうと心配な方にもおすすめのギフトです。デメリットはそんなにないように思われますが、あえていうなら実際の品が相手の手元に届くまで時間と手間が多少かかること、そして贈り物としてはあまり個性がなく無難すぎる点です。しかし現金を贈るだけでは味気ないと感じている人にはぴったりのギフトですし、先方が目上であっても、カタログギフトを贈ることは失礼にはあたらないので、贈る相手を選ばない贈り物といえます。

移転祝いにおすすめのギフト・インテリア雑貨

移転祝いにインテリア雑貨を贈る場合もあります。移転してすぐは物が揃っていないことが多く、喜ばれる贈り物です。必要だけれど自分では買わないような、ワンランク上の物を贈ると良いでしょう。実用的で毎日の業務に必要なものを贈るのも良いです。しかし、他のお祝いとかぶってしまったり、相手の趣味に合わなかったりすることも考えられるので、事前に相手に確認するのがベストです。必要なインテリア雑貨があるか、またどんなものが好みなのか聞いて、相手に確実に喜んでもらえる贈り物にしましょう。中にはインテリアにもなるアロマ加湿器や、実用性かつデザインに優れた時計など、移転祝いにぴったりな商品があり、とても魅力的です。また、インテリアではないですがオフィスで使うシュレッダーやプロジェクター、掃除機などを贈る人もいるようです。

移転祝いにおすすめのギフト・お酒等の飲み物


お酒はお祝いの定番でお祝いのシーンには欠かせないものです。宴を盛り上げるとされるシャンパンや日本酒は特に贈りやすいギフトです。粋な贈り方としては、紅白ワインを贈る、会社の設立年号に製造されたお酒を贈る、彫刻やラベルにメッセージを入れたオリジナルのお酒を贈る、縁起物のお酒を贈るなどの方法があります。しかし注意点として、お酒に対するこだわりが強い相手の場合、選ぶことが難しいので、好みを事前にチェックしなくてはならないという点です。また、相手が好きなお酒を自由に選ぶことのできるビール券、清酒券というものもあります。もちろん、お酒以外にもコーヒーや紅茶など、飲み物を贈るのもおすすめです。中にはいつでも淹れたてのコーヒーを楽しめるよう、コーヒーマシーンをお祝いとして贈る人もいます。

移転祝いにおすすめのギフト・スタンド花

背が高く見栄えするスタンド花は、移転祝いを豪華にお祝いする贈り物にぴったりです。また、外に花を飾れば移転したことを周囲に知らせる宣伝効果もあるといえます。ただしスタンド花を贈る場合、注意しなくてはならない点がいくつかあります。1つは設置できるスペースがあるかです。スタンド花のサイズは一番小さなものでも高さは1m程度、幅は0,5から0,6mです。一般的な大きさになると、高さは1,7から1,8m程度、幅は1から1,4m程度となり、相当な大きさです。事前に贈っても良いか先方に確認するようにしましょう。2つ目は、花の持ちが短いという点です。生花を切ってオアシスに挿すので1週間程度しか持ちません。また、空調下の室内や極端な外気の中では、それ以上に短くなる事も多々あります。加えて、花が枯れた後スタンドを回収してくれる花屋さんに依頼すると尚良いです。スタンドを回収してくれる業者を選べば相手にも迷惑をかけずに済みます。

移転祝いにおすすめのギフト・現金


目上の人に現金を贈るのはタブー視される場合もありますが、移転祝いの場合は失礼にならないとされています。特に、移転時は物入りで購入すべきものが多くあるため、実は現金のお祝いはとても重宝されることが多いです。しかし、現金を贈るのは味気ないと思う人もいるかもしれません。加えて、ものを贈るよりも金額がはっきりわかってしまうのもデメリットといえるでしょう。ただ、親族間など気遣いの必要がない間柄の場合は、贈った現金で必要な物を買ってもらえるため、現金を贈るのがおすすめです。現金を包む場合は新札を用意します。新札は銀行や郵便局、新札に両替できる専用ATMなどで準備できます。そして袋に入れる向きにもマナーがあることを忘れないよう、あわてないで入れるようにします。

移転祝いにおすすめのギフト・胡蝶蘭


胡蝶蘭は移転祝いにとても人気がある贈り物です。理由の1つ目はその花言葉にあります。「幸せを運んでくる」という意味があり、大切な記念を祝う日にぴったりな贈り物です。2つ目は、その優美で華やかな美しさです。蝶が舞っているかのような花姿がかわいらしく、そのお花が縦に連なった様子には気品が感じられます。3つ目は花持ちの良さです。胡蝶蘭は1~3か月ほどもつので、長くその場所で会社などの繁栄を願う、縁起の良いものとされています。また花の香りが強くない、花粉が飛ばない、毎日水をやるという手間がかからないというメリットも相手に喜ばれる理由となっています。ただし、実際贈るときに気を付けなくてはならないのは、相手のオフィスなどのスペースに配慮した大きさの胡蝶蘭を選ぶ必要があるという点です。もちろん大きいものは豪華で見栄えが良く、お祝いシーンを華やかに演出してくれますが、相手の迷惑にならないよう事前にスペースの件は確認するようにしましょう。

移転祝いの胡蝶蘭の色

移転祝いで贈られる胡蝶蘭は白が多いです。白の胡蝶蘭には「清純」、「平和」、「誠実」、「純粋」「広がり」「始まり」といった花言葉があり、新しい門出の移転祝いにはぴったりの色だといえるからです。加えて、白は空間を広く見せる効果があるため、高さのある胡蝶蘭でも圧迫感がありません。しかし必ず白ではないといけないというわけではありません。白い胡蝶蘭が贈られることが多いだけに、ピンクなど他の色の胡蝶蘭を贈ると、他の人とは少し違った目立つ贈り物となります。例えば黄色は胡蝶蘭の中でも珍しく、「活発」「幸福」「商売繁盛」などの意味があり、移転祝いに喜ばれます。また、相手先のコーポレートカラーに近いものを選ぶのも粋な贈り方といえます。

移転祝いの胡蝶蘭の立札

よく開店したばかりのお店の外に贈られたお花が飾ってありますが、そこに立札があるのを見たことがある人は多いと思います。基本的に企業間の慶弔の贈り物でも、胡蝶蘭に立札をつけます。木札を使用し、縦書きにするのが一般的です。多くの人や会社からお祝いを受け取る中で、立札は受け取り手に贈り主の情報を一目で伝えるという役割をもちます。立札には表書きと贈り主名、贈り先名を記入します。表書きは朱書きで「祝御移転」「移転祝」「移転御祝」「御祝」などとしましょう。贈り主名は、個人名や会社名、会社名・代表者の役職と名前を黒字で記入します。贈り先名は、黒字で会社名や店名を書きます。胡蝶蘭を注文する際にこの立札も忘れないよう十分気を付けるようにしてください。

移転祝いの胡蝶蘭の相場

移転祝いの胡蝶蘭の相場ですが、5,000円から50,000円と幅広いです。個人から贈る場合は30,000円まで、会社として贈る場合は20,000円から50,000円のものを贈ることが多いようです。お祝いは気持ちが大事ですが、他社からの移転祝いも並ぶ中で、見劣りしないような相場の胡蝶蘭を贈らなくてはなりません。したがって、一般的な取引先には10,000円から20,000円程度、重要な取引先には30,000円から50,000円ほどの胡蝶蘭を贈ると良いでしょう。胡蝶蘭は値段によって、本数やグレードが一目でわかってしまう場合もあります。あまり安価なものを贈ると印象が悪くなる恐れがあるので、なるべく産地直送の生花店を利用するなどして、新鮮で質の良い胡蝶蘭を贈るよう心がけましょう。

知らないと恥をかく移転祝いにNGな贈り物・タブー

日本のお祝いにはマナーやタブーがつきものです。若い世代などをはじめ、特に気にならない人もいると思いますが、日本人として、社会人として知っておくべき事柄です。特に上の世代の人は気にする人も多いので、贈ってはならない贈り物を必ず事前に確認するようにします。心からお祝いしているつもりでもマナーを守らないと、相手に不快感を与えてしまうことになります。相手が重要な取引先の場合、それで今までの関係が台無しになってしまう可能性もないとはいえません。せっかくのお祝い事ですので、失礼のないように、相手が快くスタートを切れるようにします。以下が主に移転祝いでNGな贈り物です。移転祝いだけでなく、全体のお祝いでNGなものもあるので覚えておくようにしましょう。

移転祝いにNGな贈り物・火を連想させるもの

第一に、移転祝いや引っ越しの際の贈り物で良くないとされているのは、火を連想させるものです。これは火が「火事」を連想させるためと言われています。手に入れた財を灰にしてしまわないように、という意味が込められています。せっかく新しい場所で、新たなスタートを切ろうとしている相手に、火事を連想させてしまうのはもちろん避けた方が良いですよね。火を連想させるものとしては、ライター、灰皿、マッチ、キャンドル、ストーブやヒーターなどの電化製品があげられます。中には、贈り物に適していそうなものもあるので特に注意が必要です。ただし、これは移転や引っ越し祝いの場合のみなので、他のお祝いの場合は特に気にする必要はありません。

移転祝いにNGな贈り物・赤いもの

移転祝いには火を連想させるものがタブーとされるので、赤いものも良くないとされています。加えて、赤いものは「赤字」も連想させるので縁起が良くないといえます。特に胡蝶蘭や花のアレンジメント、スタンド花などを贈る場合にも花の色に気を付けたほうが良いです。加えて、包装紙やラッピング等にも赤を使うことは禁物です。ただし、おめでたい紅白の配色はタブーではありません。また、贈る相手の会社のコーポレートカラーが赤で、赤いものを贈りたい場合もあると思います。そのようなときは先方に確かめるか、一言添えると良いでしょう。赤色のものは日常に溢れていますし、赤は華やかな色で、一見するとお祝いに適しているように思えます。しかし、独断で判断せずにマナーを必ず守るようにしてください。

移転祝いにNGな贈り物・踏みつけて使うもの

移転祝いだけに限ったことではないですが、マット、スリッパ、踏み台、靴、靴下などの踏みつけて使うものを目上の人に贈ることはNGとされています。目上など関係なく、仕事上で大切な関係がある取引先に対して贈ることも避けたほうが無難です。重要な取引先に関してはいうまでもありません。理由は「あなたを踏みつけて上へいきます」という意味があると捉えられてしまい、失礼にあたるからです。移転先で役立つ、実用的な雑貨を贈ろうとして、マットやスリッパなどを選んでしまうことは、ないとは言い切れません。ただの語呂合わせだと軽くみないで、事前に失礼がないかしっかり確認することが大切です。これはお祝い全般にいえることなので覚えておきましょう。

移転祝いにNGな贈り物・語呂が悪いもの

日本での贈り物で、代表的なタブーとされるのは、ハンカチ、櫛、お茶です。ハンカチは漢字で書くと「手巾」で、手切れ(縁切れ)を連想させることからNGとなっています。特に、白いハンカチは死者の顔にかける白布のイメージがあるので絶対に避けます。櫛は語呂合わせで「苦」と「死」を連想させることが理由です。昔から日本では、数字の4と9も忌み数と呼ばれ、避けられてきました。お茶は、よく香典返しに使われることが多々あることから、お祝いの贈り物にはふさわしくありません。またこれも数字の話ですが、日本では奇数は縁起が良いとされています。これは陰陽道の考え方からきていて、1から9までの数の奇数を「陽の数」・偶数を「陰の数」と呼んでいるためです。しかし例外で8は漢数字で「八」と書くので末広がりという意味を持ち、縁起が良い数字です。

移転祝いにNGな贈り物・壁に穴をあける必要があるもの

絵画、壁掛け時計、タペストリー、掛け軸など、壁に穴をあける必要があるものも、移転祝いでは良くない贈り物になってしまいます。新築のところに移転する場合は、なおさらです。加えて、壁にかけるものは部屋の雰囲気などに大きく影響をあたえます。よって相手の趣味に合わないことも考えられるので、そういった意味でも贈らないほうが良いでしょう。このマナーを知らなければ、移転祝いに絵画、壁掛け時計などを選んでしまう可能性もあります。新しいオフィスに飾れるようにと機転を利かせたつもりが、逆に相手に不快感を与えてしまう原因にもなりかねません。これらは新築祝いや引っ越し祝いにもあてはまることなので、覚えておくと良いです。

移転祝いの相場

移転祝いの相場は、現金、品物にかかわらず、相手との関係性によって変わってきます。相場と比べてあまりに豪華なお祝いの贈り物は、相手側に気を使わせてしまうこともあり、好ましくありません。逆に他の贈り物と比べて見劣りするようなものや、相場よりも低いレベルの贈り物は、失礼にあたりますし、今後の関係性を悪化あせることになりかねません。したがって、相場を事前に調べて適度な相場通りの贈り物を用意するようにしてください。何を贈るか迷っている場合は、はじめに金額を定めてしまったほうが品物を決めやすいかもしれません。お祝いの相場は、取引先や友人・知人、身内などによって変わってくるので、各々の相場や注意すべき点について以下でご紹介します。

取引先の場合

取引先の場合は30,000円から50,000円程度が相場といわれています。お付き合い程度や下請け等の取引先の場合は10,000円から20,000円程度の金額のこともあります。その一方で、重要な取引先の場合には50,000円以上のお祝いを贈ることもあります。したがって幅があり、金額を決めるのが少し難しいかもしれません。取引先に贈る定番のギフトは20,000円から30,000円程度の胡蝶蘭です。カタログギフトや商品券なども、先方が望むものを購入するのに役立ててもらえるのでおすすめです。どちらにせよ、相場よりワンランク上のものを贈ることで他の会社からの贈り物と差異化できます。取引先の場合、今後の関係性を左右することもありえるので、慎重に金額を検討しましょう。

友人・知人の場合

友人や知人などのプライベートなお付き合いの場合の相場は、大体5,000円から10,000円とされています。相手のオフィスやお店の雰囲気に合う商品を選ぶと良いでしょう。友人ならば、表面上だけの付き合いではないはずなので、ある程度相手の好みや好きなものの雰囲気がわかるのではないでしょうか。定番の贈り物としては、移転先で使用できる縁起物やインテリア雑貨があげられます。趣味や好みがわからない場合は、商品券やカタログギフトを贈るのが無難です。友人や知人の場合は、会社同士の付き合いの移転祝いの相場よりも金額がかなり低いのでギフトを選ぶのが難しいといえます。しかし、友人だからこそ選ぶことのできる、柔軟性のある素敵な贈り物が見つかるかもしれません。

身内の場合

身内の場合の相場は10,000円から30,000円程度とされています。親や子供、兄弟姉妹など、特に近い身内の場合は20,000円から30,000円ほどで、それ以外の親戚の場合は、10,000円から20,000円ほどが相場です。身内への贈り物の定番は現金です。現金は、品物を贈るよりも金額がはっきりわかってしまうことがデメリットですが、親族間などの場合は、そこまで気遣いの必要がない間柄なので、現金を贈っても気になりません。加えて親しい間柄であれば、相手に欲しいものや必要なものを確認でき、相手の希望に沿ったものを贈ることもできます。その他にも、電化製品やカタログギフトなど実用的なものがおすすめです。